2018年6月11日月曜日

森林科学特論Ⅱ@苫小牧研究林

みなさん、こんにちは。
事務補佐員の遠藤です。
今回、私は、「森林科学特論Ⅱ」という苫小牧研究林で行われた大学院(環境科学院)の実習に参加してきました。
日程は、6/5(火)~6/8(金)の4日間です。
参加人数は男子学生8名、女子学生6名、合計14名でした。

1日目(6/5)
実習は午後から始まりました。

まずは、中村先生による「地球温暖化と森林昆虫」の講義
地面を暖めて温暖化を作り出し、そこに生えているミズナラと、温暖化させていない場所のミズナラではどういう違いが出るのかを調査します。

研究林に移動し、林冠クレーンに乗って地上25の高さまで上がります


こんなに高いんです
地上がとても遠く見えます

地上へ降りてきたら、採集した葉の窒素含量を調べます

採集した葉の窒素含量(葉緑素)をSPADで計測し、それぞれの違いを調べました。
このときは、中村先生の思うような結果にはならず、全員、温暖化と温暖化じゃないところで逆の数値が出てしまいましたが、それがなぜなのかを考えるのもおもしろいようです。

夕飯は毎回ビュッフェ形式で自分の好きな量だけ取れます。
一日目の夕食はこんな感じ。

2日目(6/6)
一日の始まりは朝食から…

朝食も毎回ビュッフェ形式でした
午前中は、車先生による菌根菌の調査です。

研究林内にある倒木に住みつく菌根菌の観察

木の根っこのように見えるもやもやの一部が菌根菌

菌根菌を採集

菌根菌を顕微鏡で観察

菌根菌をカットし、顕微鏡で見られるようにプレパラートを作ります


菌根菌のマントルがきれいに見えるように作るのがとても難しかったようです。
みなさん、集中してプレパラートを作っていました。

こちらは学生の作ったもの。とてもきれいです!


午後は、植村先生によるハンノキの調査です。
みんなでウトナイ湖へ移動します。

ウトナイ湖近くの湿原で、ウェーダーを履いてハンノキの調査

水の多い場所のハンノキと少ない場所のハンノキ、
それぞれの基部直径、最大稈長、樹幹面積(直径と短径)を測ります
湿原では、ぬかるみに足を取られて動きにくく、体力を奪われます…

歩いて川くだりをする男子学生たち(冷たくて気持ちよかったとのこと)
講義室に戻り、みんなで採集したデータの解析をします。

エクセルを使ってデータ解析

C/F値を算出し、低木型と高木型のハンノキで、死亡率に違いが出るかデータ解析します。
今回のデータでは、どちらのハンノキも来年、枯死する確率は低いとの結果が出ました。
文系の私から見ると、エクセルでちゃちゃっと簡単にデータ解析してしまう学生さんたちは、とてもかっこよかったです!

3日目(6/7)
本日は、日浦先生と中村先生の講義です。
日浦先生は、NPP(ある時間内にどれだけ物質が生産されるか)について、
中村先生は、被食(食害)についての講義です。
研究林から一本のミズナラを伐採してきて、NPPのデータ採集と被食を調査しました。

番号のついた木をみつけ、樹種を調べて、幹の直径を測ります
1班につき30本程度測りました


これはシカに食べられた跡
スタッフの方が木を伐採してくれました

切った木を細かくしてトラックに積み、建物へ運びます
  
みんなで葉っぱを摘み取ります → 摘み取り完了

細かく切った幹や枝、葉を測り、一本の木の重さを出します
ミズナラの上部と下部それぞれ100枚ずつ葉っぱを選び、目視で被食率を確認

選んだ葉っぱの窒素含量と葉の厚さを計測

採集したデータを解析
このデータ解析が非常に大変で、みなさん四苦八苦しながらがんばっていました。
夕飯の時間になっても、残って解析している学生も…


最後の夕飯はカレーでした♪

4日目(6/8)
いよいよ実習も最終日を迎えました。
午前中、苫小牧研究林内をバスでめぐるエクスカーションです。


シカ柵実験
シカの密度によって、森にどういう影響が出るかを研究している場所です。赤線より右はシカが高密度でいるところ、左は、シカを減らしているところです。植物の量が明らかに違います。


左の写真は大人のジャングルジムと呼ばれている調査場所
右の写真は丸太温暖化実験をしています

土壌の断層観察
台風で更地になったところを利用し、草木の植生遷移の調査を始めた場所
有機物質を取り除いた土地、有機物質はあるけど、土を押しつぶして固めた土地、何もしていない土地
この3つの土地の植生の違いを観察

苫小牧研究林内を流れる川の調査区域
晴れていたら、とてもステキな場所です
見学終了後、宿舎に戻り、お昼を食べて、苫小牧駅で解散となりました。

以上、盛りだくさんの内容で、とても充実した実習だったと思います。
学生のみなさんは、男女問わずすぐに仲良くなり、大変和気あいあいとした雰囲気の中で実習を楽しんでいました。
先生方、学生のみなさま、お疲れさまでした!

苫小牧研究林宿舎裏手の池
絵葉書になりそうな風景




2018年3月30日金曜日

山形大学 公開森林実習「雪山実習」 No.3

3日目(3/7)


早くも最終日です!


山形大学 公開森林実習「雪山実習」 No.2

2日目(3/6)


快晴のもと,積雪断面調査を行いました.3 m近くある積雪を垂直に掘り進めていきます.
初日のかまくら作りが活かされます
積雪深ごとに温度などを測定し,雪のサンプリングを行います

山形大学 公開森林実習「雪山実習」 No.1

北海道大学苫小牧研究林 学術研究員の奥崎です.
2018年3月5日~7日に山形大学 上名川演習林にて公開森林実習「雪山実習」が開催されました.この実習は豪雪地帯の山形で雪の調査方法を学ぶというテーマで実施され,4大学から計38名の学生が参加しました.北海道大学からは野村先生,高木先生,奥崎が参加させていただきました.

カモシカを見られました

2017年10月16日月曜日

森林研究・フィールドトレーニング「川の動物生態学」

2017年9月12日から15日まで、檜山研究林を拠点に「川の動物生態学」を実施しました。講師は、サケ科魚類の研究の第一線をリードする森田健太郎先生(北海道区水産研究所主任研究員)です。「河川フィールドワークを徹底的に体験する」のコンセプトのもと、道南を流れる3つの清流、天の川・厚沢部川・戸切地川にて投網や電気ショッカーによる採捕調査、潜水による観察調査を行いました。参加者は7名、スタッフは5名の計12名での実施です。 
 
初日、電気ショッカーによる調査の後、森田さんが魚種判定のポイントを解説してくれました
 

2017年9月26日火曜日

琉球大学 公開森林実習「亜熱帯林体験実習」 No.3

3日目(8/23)

3日目の午前中は鏡地海岸とウフギー自然館、そしてマングローブ林へ行きました。
鏡地(かがんじ)海岸 沖縄県北部にある数少ない天然の大きな砂浜だそうです

琉球大学 公開森林実習「亜熱帯林体験実習」 No.2

2日目(8/22)

2日目は朝から与那フィールドの演習林を散策しました。
沖縄の山に入るときに気を付けるべきことは、そう!ハブです!
実はハブにもいろいろな種類がいるとのこと、、、演習林内ではホンハブやヒメハブといった種類を見たことがあると聞いて、内心びくびくしながら演習林へ向かいました。
これから亜熱帯の森林を散策です!
手にはしっかりハブ棒(草藪をたたいてハブがいないか確認する棒)を持っていざ出発