2014年2月27日木曜日

和歌山研究林フレッシュマン合同実習 「南紀熊野の自然と人々のくらし」 後編

引き続き、和歌山研究林フレッシュマン実習のレポートです。この日は、バスにのって古座川流域の水質や景観について学びました。

①水質を調べてみよう!

まず、源流部で水を採集します。
講師は厚岸臨海実験所の本多先生です。右下で水を採集されている方です。

次は古座川の七川ダムでの採収です。吊り橋の上からバケツを下におろしていき、水を汲みとります。
ここでは、技術職員Aさんによるすばらしい(?!)バケツテクニックが披露されました(笑)。

下流の一枚岩付近の水採収です。岩の説明(後述)を聞きながら水質も調べます。
 
採収した水は宿舎に持ち帰り、みんなで水質をはかります。それぞれ、どんな水だったかな?


②コウモリに会いに行こう!

古座川流域のとある小さなトンネルに入っていきます。

しずかーに中に入ってみると・・・いました! コウモリです!!!

コウモリ博士こと、福井大(ふくいだい)先生からコウモリの生態について学びます。
この時期のコウモリは深く眠っているので、手にとってさわって体温をあげたりするのはよくないとのこと。
夏にはこの洞窟・・いや違ったトンネルに、たくさんのコウモリがきてくれるそうです。
福井先生には、夜にも楽しいコウモリワールドのお話をうかがうことができました!

③石と語ろう!
和歌山大学の此松先生(中央オレンジの服の方)です。この地域の地質について詳しい説明をうかがいます。
やわらかい語り口で、質問をすると、とても丁寧に答えてくださいました。

虫食い岩とよばれる岩石です。

まさに「虫食い」!


海岸沿いにある橋杭岩(はしぐいいわ)です。波による浸食によって固い場所ばかりが残ってこうなったとのこと。
まわりの小さな石は、津波の力で散らばったとの説があるそうです。

「今年一番の笑顔で はいチーズ!」

④フィナーレ!

さて、いよいよ実習も佳境に入ってきました。炭がまの炭の様子はどうでしょうか?

「はい、ばっちりですよ~」
↑技術スタッフのSさんです。炭がうまくできるようずっと見続けてくださいました。

炭が崩れないよう注意深く掻き出します。一人ずつ、この作業を行いました。
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夕食後は、グループワークで作成した和歌山研究林の紹介ポスターを発表しました。

発表会の様子です。会場は大盛り上がりでした!
この班は、実習で観察した生き物や、体験した作業をとてもきれいな写真やイラストとともにまとめてくれました。

この班のポスターは、和歌山研究林の庁舎をモチーフにしてくれていて、窓を開けるとそれぞれ説明やイラストが飛び出す仕組みです。すばらしい!!!


この班は、実習で体験したそれぞれのエピソードをもとに「行こう! 和歌山研究林」
というタイトルでポスターをつくってくれました。構図が大胆で迫力がありますね!





ポスターは、どれも個性的かつ印象深い作品ばかりでとても面白かったです。しかも1年生ならではの斬新かつ柔軟な発想がちりばめられていて、なんだかちょっぴりうらやましくもありました(笑)。
やっぱり若いっていいな~!!!
                               (いいなあ! いいなあ! いいなあ!

発表会のあとのバーベキューです。炭はみんなでつくったものを使いました。
厨房のスタッフの方が、地元のお料理も準備してくださいました。
ごちそうさまでした!

ポスター発表の際、複数の班が、「和歌山研究林は、北大生だけでなく、全国のほかの大学の学生も利用できるようにすると聞いたので、そのためのPRポスターにしました」と言ってくださいました。初日にわたしが(ちょっとだけ)話したことを覚えていてくれたのですね! どうもありがとう!!!


(完結編に続く・・・)
http://frs-kyoten.blogspot.jp/2014/02/blog-post_28.html


参考URL

和歌山研究林の実習紹介ページ:http://www.za.ztv.ne.jp/hokudai/freshman201402/freshman2014.html 

和歌山研究林トップページ: 
http://www.za.ztv.ne.jp/hokudai/new-home/new-index.html

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