2020年3月2日月曜日

山形大学 公開森林実習 「雪山実習」


学術研究員の奥崎です.

2020年2月26日~28日に山形大学農学部やまがたフィールド科学センター 上名川演習林にて開催されました雪山実習についてご紹介します.今回は山形大学,神奈川大学,鳥取大学から18名の学生が参加してくれました.

1日目(2月26日)

バスで演習林の手前に到着.そこから演習林の宿舎までは徒歩で向かいます.
荷物は雪上車で運びます
5 kmの雪道ハイキングです
宿舎到着後,積雪断面の観察を行いました.積雪がなんと80 cmしかありません.例年であれば,2~3 mは積もります.
野村先生による説明
積雪断面の作成
雪の密度や粒径の測定
スプレーによる層構造の観察
2日目(2月27日)

昨夜から降り出した新雪が積もり,雪山実習らしくなってきました.

午前中は伐木見学と枝打ち体験です.今回は樹齢100年のスギを職員さんに切っていただきました.大迫力でした.
まず受け口を作ります
追い口を入れるとメキメキと音を立てて倒れます
3 mごとに年輪を図り,成長量を計算します
   続いて,スギの若木の枝打ち作業を行いました.
枝の付け根から切り落とします


午後は冬芽の採集と観察を行いました.
10種類くらい集めます
スキーの練習もします
菊池先生の説明を聞いて,スケッチと種同定を行います
 3日目(2月28日)

最終日はレポート作成後に,かまくらとイグルーを作りました.


しまり雪なのでいろんなものを作れます
イグルー
雪像(なかなかのクオリティです)
スノーモービルも体験できます
最後に集合写真を撮って,スキーで下山しました.



雪に初めて触れた学生も多く,良い経験になったのではないでしょうか.

公開森林実習は他の大学でも開催されています.いろんな森林を体験できますので是非参加してください.


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