2015年9月28日月曜日

沖縄 森林フィールド講座 4日目

長田です。

4日目には、やんばる北部3村の見学をしました。

まずは鏡地海岸で海岸植生や海流散布種子の観察をしました(決して遊んだわけではありません)。
天気が良くて気持ちが良いです

海岸にはいろんな種子が落ちています

その後、環境省のやんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」で、やんばるの自然の現状と課題について学びました。ちなみに「ウフギー」とは大木のことだそうです。
 ここでは、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなどのロードキルをいかにして防止するかについての対策や啓蒙活動を行っています。道路の脇にある道路排出溝に落ちてもそこから外に出れるような構造に変えたり、道路の横に侵入防止フェンスを設置したりしているそうです。また、人為的に放たれたマングースやノネコなどによるヤンバルクイナの捕食も増えており、その対策もしているそうです。


ウフギー自然館です
職員の方にロードキル問題などについての解説をしていただきました

次に慶佐次のマングローブ林に移動しました。近くで雷がゴロゴロなっています。この実習はここまでずっと天気に恵まれてきましたが、そろそろ雨が降る頃でしょうか。雨に打たれる覚悟を決めてマングローブ林(木道)散策をしました。
 ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ… 海側から陸側までの傾度にそってマングローブの種の分布がわかれるんですね(ただしそうはっきりしないことも多いとか)。皆さん覚えられたでしょうか。事前アンケートでは、マングローブに興味がある学生さんが多かったので、楽しかったことと思います。運がよいことに、雨にふられることなく散策を終えることができました。

マングローブです。特徴的な樹形ですね
まずヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギの特徴を学びます
そして散策路を歩きました。マングローブに加えてシオマネキも人気でした

そして、国頭村環境教育センター「やんばる学びの森」に行き、ガイドウォークを体験しました。ガイドの方に解説していただきながら森林をめぐりました。

ガイドの方に説明していただきました
川沿いの散策路を歩きます
オキナワウラジロガシのどんぐり(堅果)です。かなり大きいですね。

最後の夜は、お疲れ様会(BBQ)です。琉球大の外間さん、小多さん、島さんに三線を弾いていただきました。さまざまな大学から学生さんが参加したのですが、やっぱり仲良くなるのには多少時間が必要で、実習最後の打ち上げの時になってようやく仲良くなることも多いんですよね。終わってしまうのが残念な感じです。

三線をひいていただきました。ちなみに、なぜか後ろのホワイトボードでは、カツラについて詳しく説明されています

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