長田です。今回は、8月11日〜15日に
高知大学嶺北フィールドで行われた森林フィールド演習を紹介します。
この実習は高知大学の
塚本次郎先生と愛媛大学の
鍋嶋絵里先生が担当しており、日本の暖温帯林の遷移過程を学び、樹皮や葉による樹木の種同定法を学ぶとともに、相観の異なる隣接した2つの森林で植生調査をおこなってそのデータを解析し、なぜ異なるのかについて考察するという内容です。今回は中四国連携実習として行われ、鳥取大、岡山大、香川大、愛媛大から19名の学生さんが参加しました。
初日(8月11日)
昼に高知大学農林海洋科学部/高知駅に集合し、バスで嶺北フィールドに向かいました。宿舎に到着した後に、ガイダンス及び自己紹介を行いました。そして翌日以降の調査に向けて、塚本先生の講義があり、植生遷移と日本の森林帯区分について学びました。
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まずはガイダンスと自己紹介です |
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つづいて塚本先生の講義を受けます |
夜には親睦を深めるためにBBQがおこなわれました。実習初日がBBQなのは珍しいですね。
2日目(8月12日)
嶺北フィールドに入り、林内で様々な遷移段階の場所に生育している植物を観察しました。
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ずらりと並んで皆伐跡地(植林1年目)に更新してきた植物について学びます |
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所々にある案内板で嶺北フィールドの説明を受けながら進みます |
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林道沿いに生育する樹種について習います |
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そして森の中に入っていきます |
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モミ・ツガ林の説明を受けます |
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樹皮や葉による樹種同定法を習います |
学生さんたちが先生について学んでいる間、TAの方はたくさんの樹種の葉を集めていました。そして、宿舎に戻ってから葉による樹種判別テストが行われました。
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樹木の葉の特徴から樹種を同定します |
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図鑑の検索表をたどります |
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全部で三十数種ありましたが、みなさんどのくらい覚えられたでしょうか |
夕食後には、私が北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの研究林と自身の研究についての紹介を行いました。
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