2013年7月16日火曜日

調査研究利用@札幌研究林

事務担当の山崎です。
本日は、当教育拠点事業の「教育共同利用(調査・研究)」制度を利用し、札幌研究林で実験を行っている学生さんの様子をご紹介いたします。


札幌研究林の試験地(実験苗畑)は、教職員や学生のいる研究棟から徒歩5分ほどのところにあります。

歴史を感じます。


橋を渡った先に実験苗畑があります。
ちなみにこの下は川ではなく、道路。
実験苗畑研究棟。実験室はこの中にあります。
 
 今回、当事業を利用してくださったのは東北大学大学院生命科学研究科の森井悠太さん。研究課題は「近縁な陸産貝類の種間における極端な形態差の形成と維持機構の解明」です。
主に、陸産貝類であるヒメマイマイとエゾマイマイ、それらの捕食者であるオサムシ類を飼育して摂餌実験を行っています。

 

ヒメマイマイ。北海道内にしか生息していないそうです。
 

オオルリオサムシ先生近影。
 
 

先程とは別のオサムシ、エゾマイマイカブリです。
首長で、アゴががっちりしています。
この細い首をカタツムリの殻へ突っ込み、中身を食べるそうです。
 

オサムシの世話をする森井さんとオサムシマンション。現在200匹ほどが居住しています。



エゾマイマイの実験はすでに終了したとのことで、亡骸。

 
 
札幌試験地(実験苗畑)には、今回ご紹介した研究棟以外にも、苗畑用地や温室などがあり、実験苗木生産試験、樹木フェノロジ-の観察、苗木を対象とした精密実験などを実施しています。


また当事業では、他大学学生に対し、卒業研究や修士・博士論文作成のためにフィールド・宿泊施設・実験施設を利用する活動を支援するために「教育共同利用(調査・研究)」制度を設けております。

興味がある方は、ぜひHP http://forest.fsc.hokudai.ac.jp/~kyoten/ をご一読の上、担当までお問い合わせください。
お問い合わせ先はf-kyotenあっとまーくfsc.hokudai.ac.jp です。

どうぞお気軽に!
 


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