みなさん、朗報です!
このブログを読んで頂いている方には、そろそろ、「北海道の森に行ってみたいな~」と思って頂いているのではないでしょうか?(ですよね?!)
2014年11月24日月曜日
2014年11月18日火曜日
2014年10月30日木曜日
2014年10月17日金曜日
2014年10月16日木曜日
収穫の秋! ~道北の季節を感じようシリーズ第4弾~
2014年10月15日水曜日
森林フィールド講座 最終日
森林フィールド講座最終日は、片山が報告したいと思います。
5日目は那智勝浦にエクスカーションです。ハードスケジュールな日々でしたので、みなさんとっても疲れていて、那智山に着くまでのバスの中は、皆さんぐっすりしていました。
5日目は那智勝浦にエクスカーションです。ハードスケジュールな日々でしたので、みなさんとっても疲れていて、那智山に着くまでのバスの中は、皆さんぐっすりしていました。
和歌山 森林フィールド講座 4日目
雨龍研究林技術職員の平野です。
北海道の季節から1ヶ月以上も季節が戻り、最初はしんどかった体も、やっと4日目にして慣れてきたようです。今日は恒例のラジオ体操の後、ついに炭焼窯から出来あがった炭を取り出す事になりました。
北海道の季節から1ヶ月以上も季節が戻り、最初はしんどかった体も、やっと4日目にして慣れてきたようです。今日は恒例のラジオ体操の後、ついに炭焼窯から出来あがった炭を取り出す事になりました。
2014年10月13日月曜日
和歌山 森林フィールド講座 3日目
2014年10月7日火曜日
ヤマネ実習 筑波大HPの紹介
先月、筑波大で開催された「ヤマネ実習」報告が、筑波大のブログでも紹介されました!
http://www.nourin.tsukuba.ac.jp/~forest/blog/archives/2059#more-2059
ぜひ見てくださいね!
ちなみに、このブログでもばっちり紹介しています!
2014年前半
2014年後半
ついでに、
2013年板
http://www.nourin.tsukuba.ac.jp/~forest/blog/archives/2059#more-2059
ぜひ見てくださいね!
ちなみに、このブログでもばっちり紹介しています!
2014年前半
2014年後半
ついでに、
2013年板
和歌山 森林フィールド講座 2日目
事務担当の山崎です。
2日目の様子をレポートしていきます。この日は早起きして、和歌山研究林のある古座川町平井の集落を散策しました。
平井地区は、山間にある人口130名ほどの小さな集落です。 特産品はゆずで、ゆず製品の加工販売も行っています。美味しいです。 |
朝食をとり、ラジオ体操(頭がすっきりします)を行い、林内へ向かいました。
和歌山 森林フィールド講座 1日目
特任助教の長田です。今回は9月15日から19日まで北海道大学和歌山研究林で行われた「第1回森林フィールド講座・和歌山編 熊野の森の愉しみ方」の内容をリレーで紹介していきます。当拠点事業として一番力を注いできた学生実習です。
ちなみに和歌山研究林では昨年9月に野外シンポジウムが、今年2月にフレッシュマン実習が行われており、このブログでも紹介されていますので、合わせてご覧ください。まずは初日(15日)の様子を紹介します。
ちなみに和歌山研究林では昨年9月に野外シンポジウムが、今年2月にフレッシュマン実習が行われており、このブログでも紹介されていますので、合わせてご覧ください。まずは初日(15日)の様子を紹介します。
2014年10月3日金曜日
筑波大学 ヤマネ実習に参加してきました(1-2日目)
長野県南牧村にある筑波大学の八ヶ岳・川上演習林でおこなわれた、2014年度筑波大学公開森林実習「ヤマネ実習」に北大から助人として中川研究林の奥田と、齋藤研の院生で、ネズミの研究をしている山田敏也くんの二人で参加してきました。1日目と2日目の報告は奥田が担当し、3日目以降は山田くんが報告します。
2014年9月30日火曜日
信州大学 アルプス登山学演習
特任助教の長田です。今回は、9月2日から5日まで行われた信州大学農学部の公開森林実習「アルプス登山学演習」を紹介したいと思います。中央アルプスに演習林をもつという信州大学の強みを活かして、登山および渓流遡行についての技術を学ぶという全国でも珍しい学生実習です。なお、実習を行う西駒演習林は標高1,410〜2,672 mまで広がっており、全国で一番標高の高い場所にある大学演習林だそうです。
実習には信州大学のほかに筑波大学、鳥取大学、宮崎大学、明治大学、日本獣医生命科学大学、京都府立大学、福井県立大学といった様々な大学から学生が集まりました。募集要項に体力についての記載があったことからか、元気な方ばかりでした。
9月2日(初日)
長野県伊那市の信州大学農学部・食と緑の科学資料館「ゆりの木」に集合し、ガイダンスを受けました。まず最初に信州大学農学部准教授の荒瀬輝夫先生に西駒ステーションの説明をしていただきました。つづいて本実習の責任者である同准教授の小林元先生およびTAの信州大学山岳会の皆さんにより、地形図の見方の説明を受けました。
荒瀬先生から演習林の説明を受けます |
山岳会の方から地形図の読み方について説明を受けます |
その後バスで信州大学農学部・西駒ステーションの山麓にある桂小場学生宿舎に移動し、装備点検、ザイルワークの説明などを受けました。とくに安全には細心の注意を払っており、持って来た装備を全てザックから出してひとつひとつ丁寧に確認しました。登山に慣れていない学生さんが多く、また、登山は自然が相手であり何が起こるかわからないため、事前準備をきちんとすることが非常に重要だということがよくわかりました。
9月3日(2日目)
馬目さんがルートを作って |
学生さんはひたすら |
ひたすら ひたすら |
登っていきます |
夜には馬目さんによる海外登山のスライドショーが行われました。馬目さんは2012年にネパール・ヒマラヤのキャシャール峰初登攀に成功し、ピオレドール賞という国際的に有名な賞を受賞された方です(登山界のアカデミー賞とも呼ばれるほどすごい賞だそうです。くわしくはかっこいい動画を参照してください。なお、この動画の上映会も行われました)。馬目さんは非常に気さくな方で、海外の楽しい話をたくさんしてくださいました。
9月4日(3日目)
中央アルプスの西駒登山の日です。桂小場学生宿舎の掃除を行ってから、8時過ぎに出発し、西駒山荘を目指しました。途中から雨が強くなってきて、みんなずぶ濡れになりながらひたすら歩きました。森林限界を超えて山荘が近づいてきても天気が悪く、景色が良くないのは残念でした。
天気が悪い中ひたすら登っていきます |
雨はやまず景色は良くなりません |
14時過ぎに西駒山荘に到着しました。西駒山荘は中央アルプスの将棊頭山のすぐそばにあります。1913年に小学生の登山で遭難事故が起こったことが原因となり、避難小屋として作られたという歴史があります。なお、この話は、新田次郎の小説「聖職の碑」で有名です。信州大学の中原寮と縁の深い山荘で、かつては中原寮のメンバーが交代で管理人をしていたそうで、現在でも中原寮OBの宮下拓也さんが管理人をされています。2014年8月にリニューアルされたばかりで、非常にきれいな山荘です。
山荘では宮下さんから天気図作成についての講義をしていただきました。途中でラジカセの音量が上がらないハプニングがありましたが、宮下さんのアナウンスで天気図を作成しました。ここで、登山において、天気図を読み今後の天気を予想することがいかに重要であるかを学びました。
宮下さんから天気図についての説明を受けます |
9月5日(4日目)
残念なことに、前日からずっと雨が続いています。当初の予定では温暖化試験地等を見学しながら山を降りる予定でしたが、前日登ってきた道をそのまままっすぐ降りることになりました。参加学生が多いですし、安全第一ですね。調査地を見学できないのは残念ですが、仕方ありません。下山中も雨足が強くなったり弱くなったりの繰り返しでしたが、昼前には桂小場学生宿舎にたどり着きました。
みんなずぶ濡れでしたが、馬目さんがとったジコボウ(ハナイグチ)のきのこ汁で暖まりながら昼食を取りました。最後に温泉に行って体を温めてから、食と緑の科学資料館に戻って解散しました。学生の皆さんは最後まで元気でした。お疲れ様でした(学生さんにはレポートとして遡行図や行動記録をまとめる作業が残っているのですが)。
最後に、このような手間のかかる実習をまとめておられる小林先生、荒瀬先生、馬目さんに心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
最後に、このような手間のかかる実習をまとめておられる小林先生、荒瀬先生、馬目さんに心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
2014年9月20日土曜日
道北の短い夏は、色んな場所で祭りが開催されます!
こんにちは、片山です。道北の季節を感じようシリーズ第3弾!今回は、名寄の短い夏についてのお話しです。
まずは8/2、名寄のお隣の町の幌加内町で開催された「朱鞠内湖湖水祭」から。
朱鞠内湖は以前にもこのブログで紹介しました通り、昔は北大研究林であった場所を、北電が買い取り、水力発電のために作られた人造湖です。この朱鞠内湖湖畔でお祭りが開催されました!
「この祭りの花火大会がすごい!」ということで、学生さんと一緒に花火見物に行ってきました。
朱鞠内湖のある幌加内町の人口はわずか1630人(幌加内町HPより)。人口密度は、全国の町では最も低い町なんです。(ちなみに、人口密度の低さ第2位は、中川研究林のある中川町、8位は、天塩研究林のある幌延町です。。さらに言うと、全国の村の中では、中川研究林の半分がある音威子府村が全国で6位みたいです。。)
今回の花火大会には、学生さん5人と行ったのですが、初めて行った3人+私は、これまでで一番綺麗な花火大会だった、という意見で一致しました!
ところで、この花火大会のときに撮ったこの写真を見てください。
マイマイガ・カシワマイマイは北海道では頻繁に大量発生するみたいです。幼虫がミズナラなどの葉っぱを食べつくしてしまい、雨龍研究林でも被害にあったミズナラもあるようです。この様にマイマイガは8-11年程度の周期で大量発生するようですが、なぜ大量発生するのか、その明確なメカニズムはあまり分かっていないようです(北海道立総合研究機構林業試験場より)。
次は8/5、名寄のお祭りです。御神輿も出ていたみたいなのですが、いかんせん平日のため、そちらは見学に行くことができませんでした。でも!しっかり夕方の屋台には遊びに行って来ましたよ!
最後のお祭りの紹介は、8/31に行った名寄のお隣の町下川町の「しもかわうどん祭り」!
以前、下川町の林業への取り組みなどを見学した実習を紹介しましたが、その時にも昼ごはんで出てきた下川うどん。手延べうどんで、つるんと食べることのできる、少し細めのおうどんです。このうどんをヒューチャーしたのがうどん祭り!出店の他に、うどんの早食い大会や二人羽織りなどのイベントが開催されました。
ところで、そんなうどん早食い大会が行われていたころ、8月のはじめに大量発生していたマイマイガは姿を消していたのですが、次は「クスサン」という蛾が大発生していました。
さて、短い夏も終ってしまい、名寄は日々、気温が下がって冬が近づいてきています。
次は第四弾、名寄の秋をお伝えしますね!鮭の遡上・紅葉・マイタケ・山ブドウ!!
乞うご期待~!!
道北の季節を感じようシリーズ第一弾 「シラカバ樹関コーヒー」
第二弾 「祝・春到来!」
まずは8/2、名寄のお隣の町の幌加内町で開催された「朱鞠内湖湖水祭」から。
朱鞠内湖は以前にもこのブログで紹介しました通り、昔は北大研究林であった場所を、北電が買い取り、水力発電のために作られた人造湖です。この朱鞠内湖湖畔でお祭りが開催されました!
「この祭りの花火大会がすごい!」ということで、学生さんと一緒に花火見物に行ってきました。
朱鞠内湖のある幌加内町の人口はわずか1630人(幌加内町HPより)。人口密度は、全国の町では最も低い町なんです。(ちなみに、人口密度の低さ第2位は、中川研究林のある中川町、8位は、天塩研究林のある幌延町です。。さらに言うと、全国の村の中では、中川研究林の半分がある音威子府村が全国で6位みたいです。。)
人口以上の4000人の来場数があったとのことです。 |
写真では普通の花火のように見えますが、本当にすごかったです! 何がすごいかというと、普通の打ち上げ花火の他に、 湖に落下した花火の玉が湖水面にぶつかると花火になって、 それが湖面に反射して上下対称に見える、 という一風変わった花火があるんです!! その他にも、大きな花火大会のわりに動員人数が少ないので、 すごい近い位置で花火を見れるので、 花火が降ってくるように見えます。 |
今回の花火大会には、学生さん5人と行ったのですが、初めて行った3人+私は、これまでで一番綺麗な花火大会だった、という意見で一致しました!
ところで、この花火大会のときに撮ったこの写真を見てください。
すごい蛾の量です! これは「カシワマイマイ」というドクガの仲間です。 大量発生しています。 |
きづくと体についているー!! |
道路標識もこんな状態に、、 朝になると、大量の死骸が落ちています、、 |
マイマイガ・カシワマイマイは北海道では頻繁に大量発生するみたいです。幼虫がミズナラなどの葉っぱを食べつくしてしまい、雨龍研究林でも被害にあったミズナラもあるようです。この様にマイマイガは8-11年程度の周期で大量発生するようですが、なぜ大量発生するのか、その明確なメカニズムはあまり分かっていないようです(北海道立総合研究機構林業試験場より)。
次は8/5、名寄のお祭りです。御神輿も出ていたみたいなのですが、いかんせん平日のため、そちらは見学に行くことができませんでした。でも!しっかり夕方の屋台には遊びに行って来ましたよ!
でも実は、お祭り当日、24時間降水量が150㎜程度という大雨が降り、 名寄の各地で浸水被害が出てしまいました。 事務所となりの学生さんの畑もこの通り水浸しに、、 でも、このあと排水され、無事に野菜たちを収穫することが出来たようです。 |
道沿いにたくさんの屋台!300mくらいありました!! 焼リンゴや焼き鳥片手にぶらぶらしてみました。 |
名寄の学生さんが金魚すくいに挑戦! 無事に3匹(?)持ち帰りました。 |
最後のお祭りの紹介は、8/31に行った名寄のお隣の町下川町の「しもかわうどん祭り」!
以前、下川町の林業への取り組みなどを見学した実習を紹介しましたが、その時にも昼ごはんで出てきた下川うどん。手延べうどんで、つるんと食べることのできる、少し細めのおうどんです。このうどんをヒューチャーしたのがうどん祭り!出店の他に、うどんの早食い大会や二人羽織りなどのイベントが開催されました。
ステージ上では様々なイベントが開催されていました。 |
私たち(学生さんと一緒)も早食い大会に参加! 一人前を2分以内に食べます。 早く食べた人が優勝。 優勝した人にはうどん1年分プレゼント! 一般女性の部は5人×5組からなり、1分を超える好タイムが出るなど、 どんどん盛り上がっていきます! そして、最終組、私たちの出番!! |
その結果・・・
なんと、学生さんが57秒というタイムで優勝!! うどん1年分(36キロ)をゲットしてしまいました!!!! 素晴らしいです!! 研究林の関係者(私含む)はおすそわけを頂きました。 ごちそうさまです。そして、おめでとうございます!!! |
ところで、そんなうどん早食い大会が行われていたころ、8月のはじめに大量発生していたマイマイガは姿を消していたのですが、次は「クスサン」という蛾が大発生していました。
写真を撮ったのは9月だったので、、だいぶ勢力はおさまっていました。 |
大量発生のときには、この様に大量の死骸があります。 クスサンの胴体部分はカラスなどに捕食されるため、 羽だけが残って、一見、落ち葉が落ちているようにも見えます。 |
クスサンの幼虫も落葉樹の葉を好んで食べます。 ウダイカンバが大好きみたいで、クスサンの大量発生により枯死してしまう木もあるようです。 院生のひとりがウダイカンバを研究のテーマにしていて、 クスサンではなく、マイマイガの方がウダイカンバの葉を食べてしまうので、 とっても怒っていました。 このようなガの大量発生は、森林動態や物質循環にどの様な影響を与えているのでしょうか? 面白そうなテーマですね! |
さて、短い夏も終ってしまい、名寄は日々、気温が下がって冬が近づいてきています。
次は第四弾、名寄の秋をお伝えしますね!鮭の遡上・紅葉・マイタケ・山ブドウ!!
乞うご期待~!!
道北の季節を感じようシリーズ第一弾 「シラカバ樹関コーヒー」
第二弾 「祝・春到来!」
2014年9月4日木曜日
琉球大学 亜熱帯林体験実習 2日目
8月19日(火)
こんにちは。 2日目担当の小宮です。
さて、いよいよやんばるの森へ出発です。午前は与那フィールドの森を、午後は沖縄本島の北端部の見学です。はじめて(ではないひともいますが)の亜熱帯林に「興味津々」!いってきま~す。
さて、いよいよやんばるの森へ出発です。午前は与那フィールドの森を、午後は沖縄本島の北端部の見学です。はじめて(ではないひともいますが)の亜熱帯林に「興味津々」!いってきま~す。
琉球大学 公開森林実習「亜熱帯林体験実習」 に参加してきました!(1日目)
事務担当の山崎です。
8月18日~21日に行われた、琉球大学の公開森林実習「亜熱帯林体験実習」に参加してきました。
北大から参加したのは、私を含めた教職員3名です。
今回は3名でブログリレーを行い、実習を1日ずつレポートしていきます。
8月18日~21日に行われた、琉球大学の公開森林実習「亜熱帯林体験実習」に参加してきました。
北大から参加したのは、私を含めた教職員3名です。
今回は3名でブログリレーを行い、実習を1日ずつレポートしていきます。
2014年7月31日木曜日
札幌国際芸術祭「フォレスト・シンフォニー in モエレ沼」
事務担当の山崎です。
現在、札幌市内では札幌国際芸術祭2014が開催されております。
ゲストディレクターに坂本龍一氏を迎え、「都市と自然」をテーマに、市内各所で様々な企画展示やパフォーマンスライブなどを行う、というイベントです。
その中に、樹木の生体電位を変換して音楽を奏でる「フォレスト・シンフォニー」という企画があります。
国内外約10ヶ所の樹木にセンサーを設置して、異なる環境下にある樹木の生体電位数値を音に変換、音の響きを体感するという企画なのですが
その「センサーを設置された樹木」のうち2本が北大研究林にあります。
1本は北大札幌キャンパス内にある札幌研究林実験苗畑のシラカンバ
もう1本は雨龍研究林内のハルニレです。
生きている木がどんな音をしているか、他の木と北大研究林の木ではどんな風に音が違うのか。
ぜひ聴きに行ってみてください。
会場はモエレ沼公園のガラスのピラミッドで、9月28日まで開催されています。
入場料は無料です。
車でも行けますし、札幌市内から無料シャトルバスも出ています。
とても広い公園なので、公園内の散策も楽しいです。
現在、札幌市内では札幌国際芸術祭2014が開催されております。
ゲストディレクターに坂本龍一氏を迎え、「都市と自然」をテーマに、市内各所で様々な企画展示やパフォーマンスライブなどを行う、というイベントです。
その中に、樹木の生体電位を変換して音楽を奏でる「フォレスト・シンフォニー」という企画があります。
国内外約10ヶ所の樹木にセンサーを設置して、異なる環境下にある樹木の生体電位数値を音に変換、音の響きを体感するという企画なのですが
その「センサーを設置された樹木」のうち2本が北大研究林にあります。
1本は北大札幌キャンパス内にある札幌研究林実験苗畑のシラカンバ
もう1本は雨龍研究林内のハルニレです。
生きている木がどんな音をしているか、他の木と北大研究林の木ではどんな風に音が違うのか。
ぜひ聴きに行ってみてください。
早速行ってきました |
会場はモエレ沼公園のガラスのピラミッドで、9月28日まで開催されています。
入場料は無料です。
車でも行けますし、札幌市内から無料シャトルバスも出ています。
とても広い公園なので、公園内の散策も楽しいです。
散歩しながら食べるアイスは美味しいです |
2014年7月4日金曜日
緊急告知!ヤマネ実習、参加者募集中
筑波大のヤマネ実習、参加受付の締切が7/24(担当教員に連絡)に延長されました!とっても面白い実習で、ヤマネもとってもかわいいです。今年は、北大スタッフが参加して、ネズミ講座もやります!興味ある方はぜひ応募してください!!
実習内容は、こちらからどうぞ~!
2014年6月24日火曜日
虫捕り少年、苫小牧に現る!
今回は3カ月以上も苫小牧に滞在して調査を進めている飯田さんの紹介です。飯田さんは東京農工大の4年生の虫捕り少年。筋金入ってます。虫好きオーラ、半端ないです!
飯田さんは、シカの生息密度が昆虫の種や生息数に与える影響を調べています。最近、シカの増加が社会的問題になっていることは皆さんもご存知だと思います。シカが増えるとシカの餌となる植物(特に林床に生えている林床植生)が食べられてしまいます。それにより、昆虫の多様性や数も変化すると考えられます。それを明らかにしようとしているのですね。
では、どうやって調べるのでしょうか?
飯田さんは、色々なトラップを使って、様々な虫を採取しています。
トラップその1:ピットフォール作戦・・・オサムシ、シデムシなどを捕まえる!
いわゆる、落とし穴です。地面を少し掘って、そこにコップなどを設置し、落とし穴を作ります。地面を歩く虫たちは、この落とし穴に落ちちゃいます。とっても簡単なトラップですが、モニタリングサイト1000という全国的な森林調査でも利用されている手法です。このトラップでは、オサムシやシデムシが採れるみたいです。
トラップその2:ライトトラップ作戦・・・蛾を捕まえる!
今回、同行した調査です。夜間、光に集まる虫を捕まえるためのトラップ。その名のとおりですね。
トラップその3:誘引衝突式トラップ作戦・・・カミキリムシを捕まえる!
このトラップも自作です。カミキリムシを捕まえます!
トラップその4:マレーズトラップ作戦・・・ハチを捕まえる!
今回は残念ながらトラップをかける期間ではなかったので、見ることができませんでした。マレーズさんが考案したマレーズトラップは、テントのような構造で、ハチを捕まえることが今回の目的とのことです。
シカ密度の異なるプロットで、トラップを仕掛ける!
さて、これら4種類のトラップを、シカ高密度区(20頭/㎞2)、シカ排除区(0頭/㎞2)、処理なし区(10頭/㎞2)の3つの種類のプロットにしかけて、虫の種類や数を調べます。今回は、トラップその2のライトトラップ作戦に同行しました。
3つのプロットに3つずつのトラップを仕掛けました。たくさん捕れるかな~??
翌朝・・・
虫捕り少年飯田くんは5月はじめからずーっと苫小牧に滞在していて、8月頃まで調査を続ける予定とのこと。もう、日浦研究室の一員のようです。本当に虫が好きで、平日これだけ虫採りしているのに、休日は趣味で研究林外にも虫捕りに出かけているみたいです。(詳しくは、彼のブログ「タイヤキの虫ブログ」をご覧ください!これを見ると、本当に筋金が入っていることがよく分かると思います。笑)
飯田くんに「一番好きな虫は何ですか?」と聞いたところ、「それは答えられません!!!!」と言われてしまいました。でも、特にカミキリムシが好きみたいです。北海道に来て出会った虫で一番好きなのは「オオルリオサムシ」とのことです。北海道に来たのに、オオルリオサムシを捕らないなんて、虫屋さんにとってはありえないことみたいです。笑
ところで、このオサムシ、とっても人気の高い昆虫みたいです。その魅力のひとつに、オサムシの体はとっても綺麗な色をしている、ということがあると思います。「歩く宝石」とも言われているみたいですね。オサムシは飛ぶことができないので、高い山や川があると、移動できずに、その土地固有の進化をとげるとのことです。ですので、日本だけでも約40種(100以上もの亜種)がいるとのことです。
ちなみに、オオルリオサムシは北海道だけに生息するようですが、場所によって体色が異なるみたいです。また、同じ場所でも異なる体色のオサムシがいるみたいです。なぜ、この様に様々な色をもつようになったのか、不思議ですね~。
虫捕りのあとは、データ解析や論文執筆など、研究は道のりが長いですが、どんな結果になるのかとっても楽しみですね!!
飯田さんは、シカの生息密度が昆虫の種や生息数に与える影響を調べています。最近、シカの増加が社会的問題になっていることは皆さんもご存知だと思います。シカが増えるとシカの餌となる植物(特に林床に生えている林床植生)が食べられてしまいます。それにより、昆虫の多様性や数も変化すると考えられます。それを明らかにしようとしているのですね。
では、どうやって調べるのでしょうか?
飯田さんは、色々なトラップを使って、様々な虫を採取しています。
トラップその1:ピットフォール作戦・・・オサムシ、シデムシなどを捕まえる!
いわゆる、落とし穴です。地面を少し掘って、そこにコップなどを設置し、落とし穴を作ります。地面を歩く虫たちは、この落とし穴に落ちちゃいます。とっても簡単なトラップですが、モニタリングサイト1000という全国的な森林調査でも利用されている手法です。このトラップでは、オサムシやシデムシが採れるみたいです。
この白いのがピットフォールです。 今回は調査中ではなかったので、蓋がされていました。 |
トラップその2:ライトトラップ作戦・・・蛾を捕まえる!
今回、同行した調査です。夜間、光に集まる虫を捕まえるためのトラップ。その名のとおりですね。
飯田くんが何やら作り始めました。 |
みるみるうちに、ライトトラップ完成! 真ん中にライトを設置して、集まってきた虫たちは下の方にトラップされます。 そして、翌朝、回収します。 今回のライトトラップの狙いは「蛾」です。 今の時期は、たくさんの蛾が採れるみたいです。 |
トラップその3:誘引衝突式トラップ作戦・・・カミキリムシを捕まえる!
このトラップも自作です。カミキリムシを捕まえます!
上の方のUFOみたいな物体の中に、 カミキリムシが好きなにおいのする誘引剤を入れておきます。 そうすると、フラフラ~っと寄ってきたカミキリムシが壁に衝突して、 エタノールの入った下のごみ箱に落ちて捕獲されます。 |
トラップその4:マレーズトラップ作戦・・・ハチを捕まえる!
今回は残念ながらトラップをかける期間ではなかったので、見ることができませんでした。マレーズさんが考案したマレーズトラップは、テントのような構造で、ハチを捕まえることが今回の目的とのことです。
シカ密度の異なるプロットで、トラップを仕掛ける!
さて、これら4種類のトラップを、シカ高密度区(20頭/㎞2)、シカ排除区(0頭/㎞2)、処理なし区(10頭/㎞2)の3つの種類のプロットにしかけて、虫の種類や数を調べます。今回は、トラップその2のライトトラップ作戦に同行しました。
ここはシカ高密度区です。 この区域は柵で囲まれていて、 研究のために、毎年シカの頭数をチェックして、頭数をコントロールしています。 ここは外の森林に比較すると、シカの生息密度が2倍になるように 設定しているプロットです。 |
ここは、柵外、つまり、何もコントロールしていない森の様子です。 上の写真のシカ高密度区に比べるとシカが少ないので、林床植生が多いですね。 |
左右の違い、分かりますか? 真ん中のポールは、奥まで柵がはってあります。 右側は、シカ高密度区で、柵内には2頭のシカがいます。 左側は、シカ排除区で、柵内にはシカはいません。 林床の様子が全く違いますね。 こんなに林床植生が違うのであれば、生息する虫たちも違うような気がしますね。 |
こちらはシカ排除区、つまり、シカが一頭もいないプロットです。 下層植生がたくさん生えているのが分かりますか? ちなみに、虫はLEDの光には集まってきません。 最近のキャンプ道具は、のきなみLEDを利用しているとのことで、 蛍光灯のランプを手に入れるのが大変みたいです。 |
3つのプロットに3つずつのトラップを仕掛けました。たくさん捕れるかな~??
翌朝・・・
うわー!!!たくさんいるー!!!! |
色んな蛾の種類が捕れました。 綺麗ですねえ~! |
たくさん捕れたのはいいけれども、 蛾の種類に分けて、数える作業が大変です。 昼ごはんも食べず、1日中作業をして、 やっと夜7時頃、終わったみたいです。 この後の同定作業はもっと大変みたいです。 |
虫捕り少年飯田くんは5月はじめからずーっと苫小牧に滞在していて、8月頃まで調査を続ける予定とのこと。もう、日浦研究室の一員のようです。本当に虫が好きで、平日これだけ虫採りしているのに、休日は趣味で研究林外にも虫捕りに出かけているみたいです。(詳しくは、彼のブログ「タイヤキの虫ブログ」をご覧ください!これを見ると、本当に筋金が入っていることがよく分かると思います。笑)
飯田くんに「一番好きな虫は何ですか?」と聞いたところ、「それは答えられません!!!!」と言われてしまいました。でも、特にカミキリムシが好きみたいです。北海道に来て出会った虫で一番好きなのは「オオルリオサムシ」とのことです。北海道に来たのに、オオルリオサムシを捕らないなんて、虫屋さんにとってはありえないことみたいです。笑
ところで、このオサムシ、とっても人気の高い昆虫みたいです。その魅力のひとつに、オサムシの体はとっても綺麗な色をしている、ということがあると思います。「歩く宝石」とも言われているみたいですね。オサムシは飛ぶことができないので、高い山や川があると、移動できずに、その土地固有の進化をとげるとのことです。ですので、日本だけでも約40種(100以上もの亜種)がいるとのことです。
ちなみに、オオルリオサムシは北海道だけに生息するようですが、場所によって体色が異なるみたいです。また、同じ場所でも異なる体色のオサムシがいるみたいです。なぜ、この様に様々な色をもつようになったのか、不思議ですね~。
虫捕りのあとは、データ解析や論文執筆など、研究は道のりが長いですが、どんな結果になるのかとっても楽しみですね!!
2014年6月13日金曜日
土の健康診断とポドゾル!
今回の(このブログ記事の)テーマは”土”です。植物は、生きていくのに必要な栄養や水を土から吸収しているので、なくてはならないものです。では、どこの土にたくさんの栄養が含まれているのでしょうか?また、土の種類にはどの様なものがあるのでしょうか?
というわけで、土にどれだけの栄養があるのかを調べます。もちろん、見るだけでは分かりません。ですので、文明の利器を使って、化学分析をします。土には色んな種類の栄養が含まれていますが、今回調べるのは「窒素」です。窒素は植物にとっては必要不可欠で、必要な量も一番多い栄養素です。今回は色々な面から土に含まれる窒素の量を比較していきます。みなさんも、答えを予想してみてください!
★場所の比較★
森林と牧草地では、どちらの土にたくさんの窒素が含まれているのでしょうか?
今回は、前日に森林(天塩フラックスタワー)からとってきた土と、天塩研究林付近にある牧場の草地から取ってきた土を比較します。
★深さの比較★
土の浅いところ(表層)と深いところでは、どちらの方がたくさんの窒素が含まれているのでしょうか?
今回は0(土壌表面)-10㎝の深さ、10-20㎝の深さ、20-30㎝の深さで土壌を採取しました。
★形の比較★
窒素、といっても、プラスの電荷を帯びたアンモニウム態と、マイナスの電荷を帯びた硝酸態の窒素の2種類があります。どちらの形でたくさん存在しているのでしょうか?
今回は(有機体の窒素は考慮せず)、ふたつの窒素の形を分けて分析します。
分析が始まりました!
採取してきた土壌に薬品を入れ、土壌に吸着している窒素を溶かしていきます。 1時間、土と薬品(塩化カリウム)が入った容器を振り続けなければならないのですが、 5分程度は自分で振って、あとは機械にお任せです♪ |
分析に必要な薬品を5種類作っていきます。 もちろん、「猛毒」の薬品も使いますので、細心の注意を払って作っていきます。 |
土をろ過して、窒素が溶けた水を取り出します。 この水を分析します。 |
どうやって窒素の量を測るかというと、アンモニウム態、硝酸態それぞれにおいて ある化学薬品と反応させることで発色させ、 その色の濃さを調べることにより、目的の物質の濃度を推定します。 |
これが今回の主役、「オートアンライザー」です。 カレはとっても有能なので、全国からたくさんの研究者が 分析するために集まって来ます。 |
さてさて、うまく分析できるかな?! |
分析は機械がやってくれるので、私たちは 全部で13問。教員4人も含めて、分析結果を予想します。 上位者には教員よりアイスをプレゼント!みんな真剣に考えています。 なぜ、その様に考えたかもディスカッションしました。 |
問1:森林と牧草地(0-10㎝)では、どちらの方が窒素含有量が多いでしょうか?
問2:表層(0-10cm)、真ん中(10-20cm)、下の層(20-30cm)のどこの層に一番たくさんの窒素が含まれているでしょうか?
問3:アンモニウム態と硝酸態、どちらの形の窒素がたくさん含まれているでしょうか?
みなさんの答えは決まりましたか?
それでは、分析の結果を見てみましょう!
こたえあわせ!
問1:森林と牧草地(0-10㎝)では、どちらの方が窒素含有量が多いでしょうか?
→答えは、森林です!
これは、とってもびっくりした結果となりました。教員全員、牧草地と答えていました。普通は、牧草地にはたくさんの肥料(つまり窒素)をまくので、牧草地にはたくさんの窒素が含まれているはずなのですが、答えは逆になりました。
今回だけの結果では明確なことは言えませんが、土壌の種類(土性)の違いが効いているのではないか、ということです。牧草地の土は砂っぽかったので、窒素が付着しにくく、流れてしまったのかもしれない、という可能性が指摘されました。また、肥料がまだまかれていなかったのかもしれません。
問2:表層(0-10cm)、真ん中(10-20cm)、下の層(20-30cm)のどこの層に一番たくさんの窒素が含まれているでしょうか?
→答えは、森林、牧草地ともに0-10㎝でした!
一般的に窒素がどのように土壌に供給されるかというと、リター(落葉・落枝・枯死根)の分解や、雨に溶けて土壌に供給されます。そして、窒素は土壌中の有機物に保持されるので、供給場所、滞留場所ともに表層が大きな役割を担うと考えられます。ちなみに、土壌表層に存在する窒素はアンモニウム態が圧倒的に多いみたいです。硝酸態窒素は水に溶けやすいので、より下層に浸透していくとのことです。
問3:アンモニウム態と硝酸態、どちらの形の窒素がたくさん含まれているでしょうか?
→答えはアンモニウム態窒素でした!5倍くらい、アンモニウム態窒素が多い結果となりました。この理由としては、窒素が乏しい環境では、アンモニウム態窒素をめぐって微生物、植物が競争をしており、硝酸に変える働きをする微生物は、その競争において立場的に弱いことや、硝酸態窒素ができてもすぐに使われてしまうためと考えられます。しかし、大都市近くなど工場や排ガスなどから排出された窒素が大気からたくさん降ってくる場所では、どんどん硝化が起こり、硝酸態窒素が土壌中にたまっていくといわれています。
12問中5問正解した学生さん3人が優勝でした!めでたく、アイスをゲットできてました。
それにしても、研究では教科書が言っていることや自分の予想に反した結果が得られることがとてもよく起こります。勉強不足のために間違った予想を立てていたこと、調査や分析の方法が良くないことなどが原因であることもありますが、こういった「意外」な結果から、たまに、面白い研究が生まれたりします。
やっかいだけれども、「どうしてこうなるのか?」を調べていくことに、研究の面白さがあるかもですね!
さて、後半はポドゾルについてです。
ポドゾル、みなさん聞いたことある方が多いと思います。たしか、高校地理で習ったと思います。シベリアなどのとっても寒いところに分布する土の種類のことです。このポドゾル、実は日本にもあるんです!日本ではとっても珍しいポドゾルを見に、浜頓別まで行ってきました!
我らが大林長、佐藤先生です。 土壌の観察には、1mほど土を掘って、断面を作ります。 |
これがポドゾル! ロシア語で「ゾラ」とは「灰」を意味していて、 上の方に見える白い層がまさにポドゾルを象徴する層(漂白層)なんです。 その下の層(集積層)は、アルミニウムや鉄が溶けてたまっているので赤くなっています。 |
色が全然違いますね! 灰色の漂白層(左)、赤い集積層(中)、もともとの土壌(右)です。 |
左のような様々な色が載っているハンドブックを使って、 色を記録していきます。 土壌観察は、色がとっても重要なんですね。 |
でも、そもそもポドゾルって何でしょう?ポドゾルは寒い地域で生成する土壌です。寒い地域では、樹木や草本の落ち葉などがなかなか分解されません。この様な場所では、分解の過程で有機酸という特殊な「酸」が発生します。この酸は、普通は溶けることのない土壌中の鉄やアルミニウムを溶かしてしまいます。そこにたくさんの雨が降ると、溶けた鉄やアルミニウムがどんどん下の方に流されて、沈殿していきます。酸によって鉄やアルミニウムが溶けてしまった層が漂白層で、沈殿している層が集積層です。
では、なぜ北海道でも浜頓別にポドゾルが発達したのでしょうか?それは、夏でもこの地域は冷涼だからです。例えば、私の住んでいる名寄では、冬は-20℃を下回りますが、夏には30℃を超える暑さになります。この様な場所では、夏に分解がどんどん進むので、ポドゾルは発達しません。浜頓別や猿払などのオホーツク海側では、夏でもオホーツク気団の影響を受けて、とっても涼しい場所なんです。(実際、この日は15℃くらいでした。寒かった、、)
この様に、ポドゾルはそこの気候に大きな影響を受けて発達します。そして、このポドゾルに対応した植生が発達し、さらにその植生が土壌に影響を与えます。
今回見学に行った場所では、もともとポドゾルが発達していたと考えられるのですが、砂利採取や牧草地などへの土地利用改変により、多くのポドゾル土壌が消失してしまいました。今回見学に行った場所は、研究のために土壌研究者で土地を買い取り、保全している地域とのことです。
最近では、ササがこの地域にも繁茂するようになりました。ササの落ち葉は分解されても有機酸の供給が少ないため、ササの浸入によりポドゾルがなくなってしまう危険があるとのことです。
土壌にも「絶滅の危機」があるのですね。
最後に、「北海道らしい景色」の場所に来ました。実は、ここは牧草地になったことにより、日本では貴重なポドゾルがなくなってしまった場所とのことです。
そんな、だだっぴろい牧草地とどこまでも続く道路で、青春的記念撮影です!
この1枚を撮るために、何度失敗したことか・・・(ため息)。 |
実習、お疲れ様でした!
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