2014年10月13日月曜日

和歌山 森林フィールド講座 3日目

技術職員の実吉(みよし)です。

もりだくさんだった実習3日目について報告します

まずは出発前の朝のラジオ体操から。
今日も一日、けがのないようにウォーミングアップをしてから、山へ向かいました。

子供の頃の夏休みを思いだしながら

京都大学の揚妻芳美さんのご指導のもと、フィールドゲーム「森の曼荼羅」に挑戦しました。丸、三角、星形、渦巻き...班ごとに分かれて森の中にあるさまざまなカタチを探して歩きました。

真ん中には、ほかにはない特別なカタチを入れます

良いカタチはないか...

完成したものはこちら。

真ん中の横顔は山形県のカタチです

ゲームの後、昨日火入れをした炭焼き窯の様子を確認しました。補佐員の久保田省悟さんが、昨日に引き続き火の管理をしてくださっていました。窯から出る蒸気を冷まして作られる木酢液は、私も畑で野菜を育てる時に虫除けとして散布しますが、市販されているものよりもにおいが強くて濃く効き目が良さそうでした。

蒸気を上げる窯

次に、太田民久先生のご指導のもと、渓流にすむ水生昆虫や森林の土壌動物の観察をしました。夜のアカデミックワールドでは、植生によって土壌成分が異なり、付近の河川にすむ生物が異なるという研究についてお話を聞きました。

石ごと採集して小さな虫を捕獲します

昼ご飯は、なんと釜で飯炊き!!職員の金子潔さんの監督により、昔ながらのお釜で炊いたご飯は、おこげができ、煙の香りもしてたいへんおいしゅうございました。豚汁もおいしくて、私がおかわりをしたのは言うまでもありません。

飯が炊けるのを待つ
完成した飯と豚汁

午後からは揚妻直樹准教授のご指導のもと、野生動物のラジオテレメトリー調査を体験しました。テレビでは見たことがありましたが、実際にやってみるは私も初めてでした。

装置はけっこう重い

葉の厚さと照度との関係を調べるためにジャングルジムにも登りました。この時取ったデータは、夜のアカデミックワールドで、長田典之先生から解説していただきました。

高所恐怖症の人には試練となりました

庁舎に戻ったら、柚子ジャム作りを体験しました。平井地区の特産品は柚子ですが、日中の寒暖差が大きいので香りの良い柚子が採れるそうです。

ジャムは瓶につめてお土産に

さらに、木工作業所の見学をして、ストラップやバードコールの制作をしました。

帯ノコの機械の蓋を開けたところ

夕食後は、アカデミックワールドの時間です。なんと充実した一日。
アカデミックワールドの後も、明日の課題発表の準備や各自親睦を深めるなどして夜も更けていきました。

筑波大学の山川助教からは地質と水循環のお話を聞きました

0 件のコメント:

コメントを投稿