2016年8月24日水曜日

高知大学 森林フィールド演習 1〜2日目

長田です。今回は、8月11日〜15日に高知大学嶺北フィールドで行われた森林フィールド演習を紹介します。

この実習は高知大学の塚本次郎先生と愛媛大学の鍋嶋絵里先生が担当しており、日本の暖温帯林の遷移過程を学び、樹皮や葉による樹木の種同定法を学ぶとともに、相観の異なる隣接した2つの森林で植生調査をおこなってそのデータを解析し、なぜ異なるのかについて考察するという内容です。今回は中四国連携実習として行われ、鳥取大、岡山大、香川大、愛媛大から19名の学生さんが参加しました。


初日(8月11日)

昼に高知大学農林海洋科学部/高知駅に集合し、バスで嶺北フィールドに向かいました。宿舎に到着した後に、ガイダンス及び自己紹介を行いました。そして翌日以降の調査に向けて、塚本先生の講義があり、植生遷移と日本の森林帯区分について学びました。

まずはガイダンスと自己紹介です
つづいて塚本先生の講義を受けます

夜には親睦を深めるためにBBQがおこなわれました。実習初日がBBQなのは珍しいですね。


2日目(8月12日)

嶺北フィールドに入り、林内で様々な遷移段階の場所に生育している植物を観察しました。

ずらりと並んで皆伐跡地(植林1年目)に更新してきた植物について学びます
所々にある案内板で嶺北フィールドの説明を受けながら進みます
林道沿いに生育する樹種について習います
そして森の中に入っていきます 
モミ・ツガ林の説明を受けます
樹皮や葉による樹種同定法を習います

学生さんたちが先生について学んでいる間、TAの方はたくさんの樹種の葉を集めていました。そして、宿舎に戻ってから葉による樹種判別テストが行われました。

樹木の葉の特徴から樹種を同定します 
図鑑の検索表をたどります
全部で三十数種ありましたが、みなさんどのくらい覚えられたでしょうか

夕食後には、私が北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの研究林と自身の研究についての紹介を行いました。

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