雨龍研究林 技術職員 鬼澤康太
2026年9月8日から9月11日に高知大学農林海洋科学部附属暖地フィールドサイエンス教育研究センター嶺北フィールドにて公開森林実習「森林フィールド演習」が開催されました。今回技術スタッフとして参加してきたのでその様子をご紹介します。
今回の公開実習では全国8つの大学から17名の学生さんが参加されました。
<1日目>(9/8)
12:40にJR高知駅に集合し、演習林宿舎までバスで移動しました。高知市街を抜けて山道を進んでいくと道は徐々に細くなりバス1台が通るのにやっとの幅員の箇所もしばしばありました。出発から1時間ほどで演習林宿舎に到着しました。荷物を部屋に運ぶなど各自準備を済ませてから講義室に集合し、鈴木教授から実習の概要の説明があった後、松本講師から高知の森林や林業と高知大学演習林の歴史などを解説していただきました。講義のあと実習を通してグループワークやプレゼンテーションを行う4つの班に分かれて自己紹介を兼ねたアイスブレークを行いました。
講義と実習の後、お昼までの時間を利用して演習林の林道作設時にでたヒノキの間伐材を利用して各自箸づくりを行いました。
午後から天気が回復したので公用車に分乗して宿舎から演習林敷地に移動し、長井技術職員に研究林に自生する樹木や現在行われている研究、森林施業などについて解説していただきました。
| 人工林の伐採後の植生の遷移についての解説 |
| アカガシなどの遷移前期種が優先する森 |
| 林道から高知市街を望む。 付近には気象観測装置も設置されており、長期モニタリングも実施されている。 |
最後にこの地域の天然林の極相林であるモミ、ツガ林を見学しました。樹冠が閉鎖したうっそうとした森に生育する大径木の様は非常に壮観でした。
<3日目>(9/10)
午前中は天気が持ちそうだったので4班に分かれてヒノキとスギの人工林において毎木調査を行いました。測量機を使ったプロット設定から胸高直径や樹高の測定を各班協力しながら行っていました。何とか雨が降り始める前に調査を終え、昼食をとった後データ解析や4日目に予定されている発表の準備を各班で行いました。2日目に予定されていたカメラトラップを利用した動物調査は雨のため事前に設置したカメラのデータを解析するのみとなりましたが、写真や動画で動物が撮影されているため現地に行かなくとも演習林内の動物相を垣間見ることができました。
<4日目>(9/11)
全員で庁舎の清掃や対処の準備をした後、班ごとにフィールドワークの結果をまとめた発表を行いました。まとめる時間が短時間であったにもかかわらず各班とも解析結果をよく理解しわかりやすい発表を行っていました。
発表が終わった後、バスで高知市街に移動し、牧野植物園を見学しました。園内は広大で見学時間も限られていたためところどころ速足での見学にはなってしまいましたが高知県内のみならず海外の植物も見ることができ非常に良い経験となりました。
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