今日は、先日、苫小牧研究林にて実施された東京家政大学のフィールド実習の様子をご紹介します。東京家政大学は、東京都板橋区にある女子教育を専門とする大学です。
実習では、研究林内を流れる幌内川(ほろないがわ)の源流から河口にかけて、複数の地点で水を採集し、その変化をとらえるという調査を行いました。
まずは、幌内川の源流地点で調査を行いました。とてもよいお天気で、緑もさわやかですね。 |
川のほとりに並んで、水や泥のサンプルを採集します。 |
電気伝導度など、水質の特性をはかる機器です。実際にデータが出ると、 目で見ているだけではわからない川の水の特徴がみえてきます。 |
河床の泥を採集して元素の分析を行います。この機械のお値段はなんと、〇〇万円だそうです!!! |
パックテストと呼ばれる検査を行っているところです。 川の水を所定の薬品と反応させて、色の変化をみています。 |
東京家政大学の新関隆(にいぜきたかし)先生です。同大学の環境教育学科で「情報教育研究室」を運営されています。今回は、研究室に在籍する学生さんたちと実習に来てくださいました。もう何度も、北大研究林を実習で利用してくださっているそうです。ありがとうございます!
測定機器の使い方を実演される新関先生。 |
幌内川を河口にむかって移動していきます。下の写真は、上流から3地点目のところです。川幅もだいぶ広がってきました。水質の違いはどうでしょうか・・。
林道にバスを止めて、川のほとりにおりたちます。 |
水質や泥の元素分析など、測定する項目がたくさんあります。みんなで手分けして記録をとっていきます。 |
次は、研究林庁舎近くの橋のたもとです。ここは、一般の方々も散策ができるようになっており、園地や森林記念館などが整備されています。
橋の上での調査風景。 |
樹木園でちょっと休憩 ― シラカバに擬態(?!)して記念写真です。 女子大生さんは、やっぱり何をしてもかわいいですね! |
さあ、いよいよ研究林を出て、市街地の川の水質をはかります。
写真は、橋の上から水を採集するプラスチックケースをおろしているところです。 こういった場所では、生活排水なども川に流れこんでいると思われます。 研究林内の上流部とは、見るからに違いがありそうですね。 |
調査終了後は、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターを訪問しました。 ここでは、ラムサール条約登録湿地であるウトナイ湖の自然が紹介されています。 |
参考URL
東京家政大学 環境教育学科
http://www.tokyo-kasei.ac.jp/kankyo/index.php
苫小牧研究林
http://forest.fsc.hokudai.ac.jp/~exfor/Toef/hp_j/0_top.html
0 件のコメント:
コメントを投稿