2017年9月26日火曜日

琉球大学 公開森林実習「亜熱帯林体験実習」 No.1

和歌山研究林技術職員の菅野です。

2017年8月21日~24日にかけて、琉球大学与那フィールドにて行われました公開森林実習「亜熱帯林体験実習」についてご紹介いたします!
この実習は、亜熱帯林が広がるやんばる地域での人と自然の共生を学ぶというテーマで実施され、8大学から計16名の学生が参加しました。
北海道大学からは、私と佐藤冬樹先生がサポーターとして参加させて頂きました。


1日目(8/21)
実習の開催地である琉球大学の与那フィールドは、沖縄本島北部の国頭村(くにがみそん)にあります。
初日は、午後に与那フィールドに集合ということで、那覇空港などから各々移動、、、(私はバスに揺られました)、途中名護市にあるビーチで、沖縄の綺麗な海を見ることができました!
名護のビーチ、さすが沖縄!吸い込まれそうなエメラルドグリーンの海
奥間ビーチ入口というバス停で下車し、琉球大学の皆さんに迎えに来ていただいて、無事に与那フィールドに到着しました。
与那フィールドの看板です。木で作られていて、温かみがあってとても素敵でした

午後は、自己紹介をしたのち、琉球大学の芝 正己先生と高嶋敦史先生に講義をしていただきました。
高嶋先生からはやんばる地域における代表的な樹種や固有種の生き物たちについて講義をしていただきました

芝先生からは沖縄における森林管理の歴史や木材の特徴といった林業についての講義をしていただきました
やんばる地域のノグチゲラやケナガネズミ、オキナワセッコクといった希少な固有の動植物たちは、住み家などとして大径木を利用している種が多いとのこと、、、そのため老齢な森林を保全していくことが、地域の生き物たちを守るうえで重要になってくるんだそうです。
また、沖縄では貧栄養の赤土や水の不足など、本州の環境とは異なるところが多く、やんばる地域で本州の方法で森林管理をするのはなかなか難しいとのことです、、、同じ日本国内でもこんなに環境が違うとは思いませんでした。

そしてそして講義のあとは、お待ちかねの夕ご飯!カレーとゴーヤのサラダを頂きました。
とってもおいしかったです。
初日の夕ご飯ということでみんなまだ緊張気味、、、この後はどんどんにぎやかになっていきました!

夕飯の後は夜の森にナイトウォークへ!
ちょっと怖かったですが、リュウキュウカジカガエル、ヤンバルマイマイ、アカマタなどたくさんの生き物に出会えました。星空も綺麗で、夏の大三角形や天の川がばっちり見えましたよ。
真っ暗な中、ライトを照らしてナイトウォーク!皆さんガイドの方の説明に真剣に耳を傾けていました

足元にはヤンバルマイマイ、たくさんいたので踏まないように注意!
そしてなんとなんと、、、暗くて写真は撮れなかったのですが、木の上で寝ている野生のヤンバルクイナを見ることができました!!!
とってもラッキーで学生さんたちは(私も、、、)大喜びでした!
本当に本当に貴重な経験ができました^^

No.2へ続く…

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