2017年9月26日火曜日

琉球大学 公開森林実習「亜熱帯林体験実習」 No.2

2日目(8/22)

2日目は朝から与那フィールドの演習林を散策しました。
沖縄の山に入るときに気を付けるべきことは、そう!ハブです!
実はハブにもいろいろな種類がいるとのこと、、、演習林内ではホンハブやヒメハブといった種類を見たことがあると聞いて、内心びくびくしながら演習林へ向かいました。
これから亜熱帯の森林を散策です!
手にはしっかりハブ棒(草藪をたたいてハブがいないか確認する棒)を持っていざ出発



亜熱帯の森林です!イタジイ(スダジイ)が優占しています
このイタジイのドングリが生き物たちにとって大切なエサ資源になります
巨大なシダ植物 ヒカゲヘゴ  恐竜時代にタイムスリップしたみたいでした

やんばる地域固有の鳥類 ノグチゲラについて説明を受けています
このような谷地で木がㇵの字になって生えているようなところに営巣するんだそうです
演習林ではイタジイのほかにリュウキュウマツやリュウキュウコクタン、オオタニワタリなどが生育しており、中には昔試験的に植えられたというユーカリなど、外国の樹種も見ることができました。また、演習林内には台風が当たったあとの詰め跡が見られたり、マングース駆除用の罠が設置されていたりと、本州の森林では見られないような光景にたくさん出会えました。
お昼はみんなで仲良くお弁当

午後からは沖縄島北端の地、辺戸岬へ出発。美しい海が広がっておりました!
ウミガメが泳いでるのも見ることができましたよ!
辺戸岬 こんな絶景が広がっておりました!
この後は、琉球大学の里山研究園を見学したのち、安田(あだ)にあるヤンバルクイナ生態展示学習施設へ。
里山研究園の園内では、体験実習で植えられたオキナワシャリンバイやモッコク、ナギなどを見ることができました

安田くいなふれあい公園 ヤンバルクイナ生態展示学習施設のアイドル ヤンバルクイナの“キョンキョン”
この後に野生のヤンバルクイナを見るために、クイナの生息環境付近の道路で待機、、、待機、、、待機、、、そしてみんながあきらめて帰ろうとしたとき、ふっと振り返ると遠くの方で道脇へ走り去っていくヤンバルクイナの姿が!こんな人里の道路に本当に出てくることに驚きつつ、車にはねられたりして死んでしまう(ロードキル)個体が多いことも思い出しました。
ロードキルの件数が少しでも減ってくれることを祈るばかりです。

夜からはアカデミックワールドということで、北海道大学から佐藤先生、そして琉球大学からは松本一穂先生による講義が行われました。
そして私も和歌山研究林の紹介をさせて頂きました!
北海道大学の佐藤先生からは亜熱帯の土壌についての講義亜熱帯の赤土がどのように形成されるのかといったお話でした

琉球大学の松本先生からは亜熱帯林における物質循環の講義与那フィールド林内の樹木がどれだけCO2を放出しているかなどについてお話しいただきました

真剣に講義を聴いている学生の皆さん。質問をする学生さんも!
とっても盛りだくさんの行程でした
でもこれはまだ2日目。3日目にはマングローブの森にも行きました!
詳細はNo.3を見てください!!


No.3へ続く…

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